お葬式で知っておくべき基礎知識!香典返しで失敗しないコツや基本を分かりやすく紹介

当サイトはお葬式で知っておくべき基礎知識として大切な、香典返しで失敗しないコツや基本を分かりやすく紹介しています。
分からないことも多い葬式や香典について知りたい人におすすめです。
香典の返しの挨拶状では句読点を使わないのが一般的です。
また香典のお返しの掛紙に記載する文字は地域や宗教の違いもあるので、よく確認しましょう。

お葬式で知っておくべき基礎知識!香典返しで失敗しないコツや基本を分かりやすく紹介

お葬式や香典返しについて分からないことが多いため不安だという人もいるのではないでしょうか。
香典返しは頂いた香典に対するお返しで、基本的には四十九日を過ぎたら挨拶状とともに品物を贈るのがマナーです。
仏式では四十九日ですが、神式は五十日でキリスト教では30日目のミサの後となります。
失敗しないためには、香典返しに適した後に残らない海苔や日本茶といった品物を選ぶことが大切です。
また掛紙を弔事用のものにする必要があります。

香典返しに挨拶状は添えるべき?正しい書き方と注意点

一般的に香典返しには挨拶状を添えますが、書く上で様々な注意点があります。
まず忌み言葉を避けることです。
「迷う」や「消える」などは不幸を連想させますし、「度々」や「いろいろ」といった言葉は不幸が重なることを連想させてしまいます。
また、故人の名前の書き方にも注意が必要です。
故人の名前は、「亡母」や「亡祖父」といった関係性を記載したあとにフルネームで書きます。
そして句読点も打ちません。
読点の代わりに空白を使い、句点の代わりに改行を用いて表現するからです。
さらに、仏教・キリスト教・神道などの宗教の違いにも注意しなければなりません。
例えば仏教の四十九日法要は、キリスト教のカトリックでは追悼ミサ、プロテスタントでは記念集会と呼び、神道においては五十日祭と呼ぶので、それぞれの信仰に合った表現をしていきます。
他にも、香典返しよりも先に挨拶状が届くようにすると丁寧ですし、通夜や葬儀の当日に渡す場合は必要ないなど、様々なマナーやルールがあります。

挨拶状を送る場合は忌が明けた後に香典返しに添えて送るのがマナー

大切な人が亡くなるのは誰にとっても悲しいものですが、永遠に塞ぎ込む訳にもいかず、どこかのタイミングで前を見て歩くべき日がやって来ます。
だからと言って一方的に挨拶状だけを送ってしまえば、まだ遺族の心が整っていない状態なら失礼に当たることもあります。
そこで生まれたのが、喪中の間は故人をしっかり偲ぶ期間とし、それを一区切りにして以前のような日常を取り戻すという風習やマナーとする方法でした。
これで香典返しや挨拶状を出したいという意思と、遺族が気持ちを切り替える瞬間を両立することができます。
一般的にマナーとされているのが、喪が明けてから香典返しに添えて挨拶状を送るという方法で、遺族と同じように故人を偲んでいる意思を示すのと同時に、葬儀の際にはお世話になりましたという気持ちや、今後も遺族に寄り添うなどの心を込めます。
香典返しの中身には線香やロウソク、お菓子のほか、石鹸やシャンプーなどの遺族の生活に役立つ製品が選ばれています。

香典返しを送るタイミングは仏式や神式で異なる?

葬儀は一生の中で何度も経験するものではないので、香典返しについてもよく分からないという人が多いかもしれません。
何を選べば良いのか頭を悩ませている人もいるかもしれませんし、いつ渡せば良いのか分からないと困っている人もいるかもしれません。
香典返しを贈るタイミングは一般的に忌明けの法要が終わった後から1か月以内を目安にするべきとわれており、30日から60日程度になるケースが多いです。
仏式や神式など宗教ごとにタイミングが異なるので注意が必要です。
仏式では49日の忌明け法要から1か月程度とされていますが、神式では50日目の五十日祭から1か月程度とされているので宗教や宗派によって微妙に異なってくるでしょう。
さらに地域によって独自の風習があるケースも少なくないので、事前に周囲の人に確認したうえで準備するのがおすすめです。
忙しい中で葬儀に参列し故人を偲んでくれた大切な人たちに、感謝の気持ちを伝えられるようにしましょう。

香典返しに添える挨拶状は神式や仏式で違いはある?

香典返しを贈る際は挨拶状を添えるのがマナーですが、挨拶状には「謹啓、拝啓などの頭語」「会葬や香典に対するお礼」「忌明けの法要が無事に終わったこと」「香典返しを贈ったこと」「お礼を略儀で済ませることへのお詫び」「敬白、敬具などの結語」「日付」「差出人の名前」といった内容を記載します。
挨拶状を書く際は句読点を使わないとともに、「たびたび」や「ますます」などの繰り返し言葉を避ける、逝去という言葉を使わないといったポイントを押さえておくことが大切です。
また、香典返しに添える挨拶状の内容は宗教によって大きな違いはありませんが、使用すべき言葉が異なるので注意が必要です。
例えば、仏式では亡くなることを死去と書きますが、神式では帰幽という言葉を使います。
さらに、キリスト教の場合はカトリックでは帰天、プロテスタントでは召天という言葉を使うのが一般的です。
このように、宗教によって表現の方法が異なりますが、現在はインターネットで検索すれば各宗教ごとの例文が簡単に見つかるので、挨拶状の書き方に迷った際は参考にすると良いでしょう。

香典返しで商品券を避けた方が良い理由とは?

香典返しとは香典を渡してくれた葬儀の参列者にお返しする品物のことであり、感謝の気持ちや弔事が無事に完了したことを伝える役割があります。一般的に食品や消耗品などの消えものを選ぶのが良いとされているのが特徴です。これは悲しいことや不幸なことを繰り返さないようにという願いが込められており、お菓子やお茶・海苔などの食品系や洗剤・タオルなどの消耗品系が人気の高い品物として多くの人から選ばれています。最近では品物ではなく相手が好きなものを選べるという理由でカタログギフトを選ぶ人も増加しているでしょう。しかし商品券を香典返しとして活用することに対しては賛否両論あるため、基本的には避けておくのがおすすめです。せっかくいただいた香典に対してお金を返すような印象になりがちであり、さらに金額が露骨に伝わってしまうことが避けた方が良いとされる主な理由とされています。どうしても商品券を渡したい場合は、一緒に少額のお菓子などを包む方が感謝の気持ちが伝わりやすいかもしれません。

香典返しの粗供養は何を意味するもの?

香典返しは葬儀に参列して香典を渡してくれた方々に渡すお返しであり、感謝の気持ちを込めて品物を選ぶ必要があります。香典返しの粗供養とは葬儀の日に受付でひとまず渡す品物のことであり、参列者全員に同じものを準備するのが一般的です。大きく分けて二つの考え方があるとされています。一つは香典の相場の半額程度の品物を返すというもので、もう一つはひとまず低額なものを選び後日別途お返しを渡すというものです。 香典返しは本来無事弔事が終わったことの報告と感謝の気持ちを込めて、四十九日法要の時期を目処にお返しを渡すのが一般的とされていますが、参列者全員に発送の手配をとるのは遺族の負担が大きいため、葬儀当日の返礼品で即日返しを行うケースも多いでしょう。その場合はお菓子やカタログギフトなどの人気が高く、いただいた香典があまりも多い場合は後日追加でお返しを渡します。低額なものを当日を準備して後日改めて香典返しを準備する場合は、粗供養としてタオルやハンカチなどちょっとした小物を準備するケースが多いとされています。

香典返しの満中陰志とは?粗供養や志との違い

満中陰志とは、西日本で用いられている香典返しの呼び方です。満中陰とは仏教用語で、四十九日の忌明けを迎えて無事に成仏したということを意味しています。つまり四十九日法要と同じ満中陰法要の後に、法要を無事に執り行うことができた報告や葬儀・通夜などへの参列、香典への感謝の気持ちを表すためのものです。混同しやすい言葉に粗供養がありますが、こちらは葬儀や法要に参列して供養してくれたことへのお礼で、香典返しではありません。会葬礼品などと同じもので、葬儀や法要で供養してくれた人への粗品という意味もあります。そして志とは、忌明けを迎えた法要に対する感謝の気持ちを表すもので、満中陰志と同じ意味で使われます。正式には忌明志と言いますが、掛け紙の表書きに「志」と書くのが一般的です。ただし東日本では「志」に統一されていることが多く、京都では忌明志の方がよく使われています。地域によって言い方が異なるので、注意するべきであるといえます。

香典返しは葬儀を依頼した葬儀会社に品物を用意して貰う方法がある

香典返しは葬儀会社によってまちまちのため、品物をどうするかは最終的に本人が決めることです。多くは葬儀会社にお願いする方が多いです。その方が手間がかからずにいいからです。香典返しもいろいろありますから、他のものを参考にしてもいいかもしれません。内容も違いますから自分が好みのものをするといいでしょう。結局のところ、香典返しは相手に対する気持ちの問題のため、まったく気にされない方も少なくないようです。どのようなものがいいのか、どのようにしてお渡しするかなのです。一番良いと言ったことはないですから自分でこれが良いと思ったらそれにした方がいいのです。お菓子類や積用雑貨なんであり、まったくされないこともあります。それは価値観の問題と、相手に気を使いたくないと言った気持ちの持ちようなのです。家族で決めても自分一人で決めてもお同じですからどういったものかを知人に尋ねてみるといいです。まずは健康的になりましょう。

香典返しの品物でお茶や海苔が多い理由とは?

香典返しには、お茶や海苔が多く選ばれると言われています。その理由は定かではありませんが、これらのような食品であれば食べたり飲むなどしてなくなってしまうので、後に残らないとして選ばれているようです。一方で現実的な意味でも、香典返しにこれらの者が選ばれる理由はあります。どちらも多くの人に嫌われていないということです。日本人であれば多少の好き嫌いはあれ、こうした食品を強く毛嫌いする人はいないのではないでしょうか。そのためどのような方に対しても通用する食品と考えられます。保存がきくという点も見逃せません。どうせ食べ物を送るのならばとお肉やお魚を選んでしまう人もいるかもしれませんが、それらの食材は賞味期限が非常に短いのが欠点です。受け取った相手が忙しいあまり、つい食べるのを遅らせてしまうと捨てられてしまうかもしれません。場合によっては古くなった食材を無理やり食べて中毒を起こす可能性もあります。お茶や海苔のような乾物ならば、賞味期限が長いので贈り物として最適です。

香典返しの品物に飲料系を贈ることは可能なのか

一般的に香典返しは、日用品や食べ物などのいわゆる消え物が適していると考えられています。つまり、飲料系の香典返しを贈ることに関しては、マナーの面では特に問題はありません。ただ、日本酒は昔から神事に使うものと考えられているものなので、故人が生前よく飲んでいたとしても避けた方が無難です。 そのため、飲料系の香典返しを選ぶなら、フルーツジュース類か紅茶や日本茶などの中から選択することになります。ジュースはスーパーでも安価なものが多数販売されていますが、香典返しで百貨店などで販売されている高級感のあるものを贈れば喜ばれるでしょう。老若男女問わず好まれるのもメリットです。お茶を選ぶ場合も、普段は手の届かないようなブランド物を選ぶのがコツです。お菓子もセットで渡すといいかもしれません。迷った場合は、カタログギフトでもジュースやお茶を幅広く扱っているので、贈る側に選んでもらうのもいいでしょう。じっくり吟味して選びましょう。

香典返しに最適な製品とは?お悩みを解決します

葬儀・法要が無事に終わり、お香典を頂いた方に感謝の意を伝えるのが香典返しです。最近の香典お香典返しの傾向について調べてみました。消えるもの・残らないものとしてお菓子・日用品が定番ではありますが、カタログギフトを送ってお好みの製品を選んでいただく方法がおすすめです。 消えるものの製品といっても幅広いため、まずは予算を決めます。予算のランクによってカタログギフトを用意している会社があり便利です。ギフトの中でも、タオルギフト・グルメギフトと特化しているカタログがあるため、故人を偲んでくれた方々のお好みで選ぶことができます。 ご挨拶状やカタログギフトの種類を選択し、送りたい方々をリスト化してまとめて注文が可能です。 FAX・紙の名簿・エクセルと注文方法も多様なので、ご自身の依頼しやすい方法で対応しましょう。 また、パソコンが普及しているため、電子カタログというペーパーレス化が進んでいます。 香典返しに悩まれている方は、カタログギフトを検討されてはいかがでしょうか。

家族葬における香典返しのマナーやルールとは

最近では家族や親族といった、亡くなった人との関係がごく親しい人たちだけに参列してもらう、小規模な家族葬の形態で葬儀を執り行うケースも増えてきています。こうした家族葬の場合、地域や会社関係をはじめとする多くの人たちの参列を仰ぐ、従来のような一般葬とは、求められるマナーやルールが少々異なることがありますので、意識しておくのがよいでしょう。たとえば香典返しについてですが、一般葬とは違って、基本的には当日受け取らない取り扱いをしているケースが多いといえます。そもそも参列者は顔見知りの人たちばかりですし、わざわざ小規模で他の参列者にも気兼ねなく故人を偲ぶことができるように設定された葬儀プランですので、お金の話を持ち出すのも無粋といえます。小規模なプランのために香典を集めて費用に充当する必要もなく、香典を不要とするのは自然なことです。そのため香典返し自体も必要がないことになります。ただしもしも当日に香典をいただいてしまった場合や、最初から香典ありのルールとする場合は、半返しといってもらった金額の半分程度の香典返しの品物を渡すのがふつうです。

香典返しは金額によって異なるのか知りたいポイント

お通夜や葬儀のお供えの香典返しは、香典の金額によって変える必要があるのでしょうか。基本的に香典返しの金額にルールはなく、慣習を目安に決めるのが一般的だといえます。受け取った額の半分を返す香典返しは、半返しといわれています。1万円なら5千円とわかりやすく、一般的に浸透している暗黙の了解なので、相手に納得してもらいやすいと考えられます。香典が高額な場合は悩みますが、1万円を超えるような額であれば、3分の1くらいでも大丈夫です。地域などで相場は異なりますから、あくまでも目安として捉えるのが無難です。半返しにしても3分の1返しにしても、金額によっていくら返すかを決めておけば悩まずに済みます。関東地方では一般的に半返し、関西地方では3分の1返しが主流という事実があります。現在は地域差が小さくなり曖昧になっているので、地域の目安はあまり参考にならないと思われます。大切なのは一般的とされる金額を把握して、経済的に無理のない範囲で返すのが現実的ではないでしょうか。

香典返しにはカタログギフトを活用する場合も

葬儀に参列して香典をいただいた人たちに対して、喪主の側からささやかではあっても返礼の意思を示すのが、いわゆる香典返しの意義といえます。一般に香典返しは半返しといわれており、もらった金額の半分程度の品物を選ぶのが常識的な対応です。そのため具体的な品物を挙げれば海苔・せっけん・タオル・日本茶などといったものが多くなりがちですが、なかにはこうした返礼品があまり適切とはいえないケースも存在します。亡くなった人とより近い関係にある親族の場合、数万円といったかなり多額の香典を持参するケースも少なくはありませんので、一般の参列者と同等の品物では半返しの原則にもとることになりかねません。そこで検討したいのがカタログギフトの活用です。カタログギフトであれば喪主はあらかじめもらった金額にふさわしい種類の冊子を選んで渡すことができますし、受け取った側でも自由にほしい品物を選ぶことができるため、どちらの側にとってもメリットがあります。

筆者:葛原正臣

筆者プロフィール

熊本県熊本市生まれ。
お返しやギフトで迷ったときはカタログギフトを贈ることにしています。
香典返し